前回は、Veeam Backup & Replication Community Editionという無償のバックアップソフトウェアのインストールを試してみました。今回は、Veeam Backup & Replication Community Editionの設定方法について書いてみようと思います。
構成
- vCenter 7.0 U3
- ESXi 7.0 Update 3
- Windows Server 2019
- Veeam Backup & Replication Community Edition 11.0.1.1261
vCenterの追加
バックアップ対象となるvCenterについて追加していきます。
- Veeam Backup & Replication Consoleからコンソール画面にログインします。
- Backup Infrastructureをクリックし、Managed Serversを右クリックし、Add serverをクリックします。
- VMware vSphereをクリックします。
- vSphereをクリックします。
- vCloud Directorも利用できるようです。
- NameにvCenterのFQDNを入力します。
- CredentialsでAddをクリックし、vCenterのログインアカウントを追加します。
- Applyをクリックします。
- 証明書の確認が行われますが、自己署名をりようしちえるため、Contiruneをクリックします。
- Finishをクリックします。
- Inventoryをクリックすると、Virtual InfrastructureにvCenterが登録されていることが分かります。
Backup Repositoryの設定
Windows ServerにVeeamをインストールすると、OSの空き領域をDefault Backaup Repositoryとして自動的に設定されるようです。
Windows Serverに仮想ディスクを追加し、Backaup Repositoryを追加してみようと思います。
仮想ディスクの追加(Windows側)
- 仮想マシンの設定の編集を開き、新規に100GBのハードディスクを追加します。
- Windows Server内で、ディスクの管理を開き、ディスクをフォーマットします。
- フォーマットする際に、ファイルシステムをReFS、アロケーションユニットサイズを64Kに指定します。
Backup Repositoryの追加(Veeam側)
- Backup Infrastructureをクリックし、Backup Repositoriesを右クリックし、Add backup repositoryをクリックします。
- Direct attached storageをクリックします。
- 他に、Network attached storage、Deduplicating storage apliance、Object storageが選択できます。
- Microsoft Windowsをクリックします。
- ServerにてWindows Serverを指定し、Repositoryにフォーマットしたディスクのパスを指定します。
- Mount ServerはそのままでNextをクリックします。
- Reviewで確認し、Applyをクリックします。
- Backup Repositoryの追加の処理が流れ、完了後のFinishをクリックします。
その他
Storage Infrastructureというメニューがあり、ストレージスナップショットを使ったバックアップの設定を行えるようです。Add StorageからVeeamでサポートしている以下のストレージを選択することができそうでした。
- Cisco HyperFlex
- Dell EMC
- Dell EMC Isilon
- HPE
- IBM Spectrum Virtualize
- NetApp
- Lenovo
- DataCore
- FUJITSU ETERNUS DX/AF
- HITACHI
- HPE XP
- Huawei
- INFINIDAT InfiniBox
- Pure Storage
- Tintri IntelliFlash
Backup Infrastructure for Storage Snapshots - Veeam Backup Guide for vSphere
次回はパックアップの設定を行っていきます。