hidemium's blog

日々学んだことをアウトプットする。

Jenkinsのインストールと初期設定

継続的インテグレーション(CI:Continuous Integration)を行うため、CentOS6.5にJenkinsをインストールしてみました。

インストール

JenkinsはJavaで動作しているため、Javaをインストールします。

$ yum -y install java-1.7.0-openjdk

公式サイトにある手順を参考にJenkinsをインストールします。

$ wget -O /etc/yum.repos.d/jenkins.repo http://pkg.jenkins-ci.org/redhat/jenkins.repo
$ rpm --import http://pkg.jenkins-ci.org/redhat/jenkins-ci.org.key
$ yum -y install jenkins

Jenkinsの自動起動の設定とサービスを起動します。

$ chkconfig jenkins on
$ service jenkins start

Jenkinsのデフォルトポートは8080なので、ファイアウォールの設定によりポート8080が使えるように開放します。

$ vi /etc/sysconfig/iptables
-A INPUT -m state --state NEW -m tcp -p tcp --dport 8080 -j ACCEPT ←追加します
$ service iptables restart

端末からブラウザで「http://localhost:8080」にアクセスできることを確認します。

初期設定

初回アクセス後、[Jenkinsの管理]をクリックすると、以下のメッセージが出力されます。
初期の状態では誰でもジョブの設定ができるため、セキュリティの設定を行います。

セキュリティを有効化しないと、ネットワーク上の誰にでもプロセスの起動を許可します。悪用を防ぐために、少なくとも認証を有効化することを検討してください。

[Jenkinsの管理]>[グローバルセキュリティの設定]へ移動します。
セキュリティを有効化のチェックボックスをオンにすると、設定画面が表示されます。
セキュリティを有効化のオプションを以下のように設定し、保存をクリックします。

  • Jenkinsのユーザーデータベース チェック
    • ユーザーにサインアップを許可 チェック
  • ログイン済みユーザーに許可  チェック

ログイン画面に遷移するので、[アカウント登録]をクリックし、[サインアップ]に行きます。
以下のアカウント情報を入力し、[サインアップ]クリックします。

  • ユーザ名
  • パスワード
  • パスワードの確認
  • フルネーム
  • メールアドレス

「ログインしました。トップに戻ります。」と表示されるので、[トップ]をクリックします。
トップ画面に遷移すると、上記のアカウントでログインしている状態となります。
「Jenkinsの管理」をクリックすると、上記の「セキュリティを有効化しないと~」のメッセージが消えていることが分かります。

[Jenkinsの管理]>[グローバルセキュリティの設定]へ移動します。
セキュリティを有効化のオプションを以下のように変更し、保存をクリックします。

  • Jenkinsのユーザーデータベース チェック
    • ユーザーにサインアップを許可 チェックオフ
  • 行列による権限設定 チェック
    • 作成したユーザ名を入力して追加をクリック
      • ユーザ名の行のチェックを全てオン

一旦ログオフし、ログインできるか確認します。
※[セキュリティを有効化]の設定で失敗すると、ログインできないため注意が必要です。(失敗した場合は、再インストールしたほうが早いかもしれません。)

プラグインのアップデート

[Jenkinsの管理]>[プラグインの管理]へ移動すると、[アップデート]タブに初期導入されていたプラグインのうちアップデートが可能なプラグインが表示されます。
すべてのプラグインにチェックを入れ、[ダウンロードして再起動後にインストール]をクリックします。
アップデート後、[Jenkinsの管理]>[プラグインの管理]へ移動すると、[アップデート]タブにプラグインが表示されていないことを確認します。

Gitの設定

初期ではGitのプラグインがインストールされていないため、JenkinsからGitを使いたい場合は、Gitのプラグインをインストールします。

[利用可能]タブへ移動し、「Git Plugin」にチェックを入れ、[ダウンロードして再起動後にインストール]をクリックします。

  • Git Plugin チェック

※チェックをしていなくても「Git Client Plugin」も合わせてインストールされます。

次に、[Jenkinsの管理]>[システムの設定]へ移動すると、Gitの項目が表示されています。
「Path to Git executable」にGitのパスを入力し、[保存]をクリックします。

  • Name: Default
  • Path to Git executable: /usr/bin/git


後は、[新規ジョブ作成]をクリックして、ジョブを作成していきます。