バージョン管理を行うため、CentOS6.5にGitをインストールしてみました。
インストール
公式サイトにある手順を参考にGitをインストールします。
最新版のGitを使用する場合は、ソースからのインストールしますが、今回はyumからインストールしました。
$ yum -y install git
初期設定
ユーザの登録
まずは、Gitのユーザ名とメールアドレスを登録します。
「--global」オプションを付けることで、「~/.gitconfig」に情報が格納されます。
$ git config --global user.name <ユーザ名> $ git config --global user.email <メールアドレス> $ git config --list
リモートリポジトリの作成
リモートリポジトリを作成します。
リモートリポジトリへのアクセスは、一旦Localプロトコルで行います。
他サーバから接続する場合は、SSHプロトコルやGitプロトコルが使えます。SSHプロトコルを使う場合は、SSH認証の設定が必要となります。
$ mkdir /var/lib/git $ mkdir /var/lib/git/project.git $ cd /var/lib/git/project.git $ git --bare init
ローカルリポジトリの作成
管理対象のディレクトリに移動し、リポジトリの初期化を行い、ローカルリポジトリを作成します。
$ mkdir local $ cd local $ git init $ echo test > test #テスト用のファイルです $ git add . $ git commit -m "first commit"
リモートリポジトリには何も入っていないため、ローカルリポジトリの内容を追加します。※Localプロトコルでアクセスしています。
$ git remote add origin /var/lib/git/project.git $ git push origin master
初期設定は以上となります。
Gitの簡単な使い方として、ファイルの編集→add→commit→pushを繰り返し行っていくことになります。
Gitの使い方については、まだ分からない点があり、整理ができたところで記事にしたいと思っています。
GitWebのインストール
インストール
Gitはコマンドベースのツールのため、リポジトリがどのような状態になっているか分かりにくいときがあります。
そこで、Gitのリモートリポジトリをブラウザで見れるように、GitWebをインストールします。
※apacheも必要であるため、合わせてインストールします。
$ yum -y install httpd $ yum -y install gitweb
/etc/gitweb.confファイルにリモートリポジトリのパスを指定します。
$ vi /etc/gitweb.conf #our $projectroot = "/var/lib/git"; our $projectroot = "/var/lib/git"; ←コメントアウトを外して、リモートリポジトリのパスを指定
$ chkconfig httpd on $ service httpd start
apacheのデフォルトポートは80なので、ファイアウォールの設定によりポート80が使えるように開放します。
$ vi /etc/sysconfig/iptables -A INPUT -m state --state NEW -m tcp -p tcp --dport 80 -j ACCEPT ←追加します $ service iptables restart
また、SELinuxが動作していると、「404 - No projects found 」と表示されGitの情報が見れない場合があります。以下のファイルを修正し、SELinuxを無効化します。
$ vi/etc/sysconfig/selinux #SELINUX=enforcing SELINUX=disabled
サーバを再起動すると設定が反映されます。